声が低くて通らない人への解決法
声が低くて通らないので聞き返される。 これってけっこうストレスでイライラの原因ですね。
自分も声が低くて通らないタイプの人間で、けっこう悩みました。 ボイトレに通ったり独学で勉強して徐々に改善していった経験をもとに解決法を紹介したいと思います。
そもそも声が低くて通らないと
- 暗い印象をもたれる
- 元気がない、覇気がない印象をもたれる
- 偉そう、横柄に見られる
- 年上の、年配者に見られる
- カッコつけているのかと思われる
- 不機嫌そうとか怒っているのかと勘違いされる
- 生意気に見られる
- 威圧的な印象を与えてしまう
おおよそ上記のような印象をもたれる傾向にあります。
がしかし、声が低い=悪いということではありません。
自分も低いですし。
声が低くても通る声の出し方をしているか⁉️明るい響きが含まれているかいないかのちがいです‼️
ということに気づきました。
動物学的見解は
動物学的にみて 声が高い=小さい、弱い、可愛さ、
声が低い=大きい、強い、逞しい。
例えば分かりやすく言うと
子犬=小さい= 高い声で吠える=か弱さ 「泣いているのかと思う」笑
大型犬=大きい =低く野太い声で吠える=強さ、たくましさ。「めったに吠えない」笑
人間も動物ですので、この見解は潜在意識にあり、無意識的に刷り込まれています。
何が言いたいのかと言うと、人間社会において声が高い低いだけで、勝手にその人となりが印象付けられ判断される事もあるということです。
ある程度年齢がいっていたら別ですが、若いのに生意気そうとか、不機嫌そうなんて思われたら社会生活、組織社会では損ですし、なかなか生きづらさを味わうと思います。
例えば、上司、目上の人、お偉いさんなんかには、低くて野太い声は、NGですね。 不機嫌そうとかふてくされてるみたいな印象をもたれます。 怒っている時の声は、低くて野太くなるので、そことリンクしているからです。
では、上記のようにみられないような解決法を紹介します。
声が低くても通る声がある❗
分かりやすく芸能人で例えると、阿部寛さん、舘ひろしさん、矢沢永吉さん、福山雅治さん等々。
彼らに共通するのは、声に芯があるということです。
背骨があるのです。これがあるかないかで、180度印象が変わります。
https://www.flickr.com/photos/137837832@N07/45815464582
意識する事は
- ハキハキ話す。
そもそも、独り言みたいなボソボソした喋り方は、声が小さく、低くなります。 声のベクトルが下向き⤵️になり相手の聴覚に届かない。
- 声に芯をもたせる。(声を張る)
ハキハキ話す事と共通するのですが、声のベクトルは、➡️ですね。 声を軽く飛ばすという感覚です。ただし、ハキハキ喋り過ぎたり、声が強くなりすぎたりするとわざとらしくなるので気をつけましょう。
(声を張り過ぎると相手を拒絶する意味合いがあるので注意!)
声が弱く芯がない人は呼吸が弱い場合があります。腹式呼吸で、ゆっくり4秒吸って5秒とどめて10秒かけて吐く✨秒数は、最初は少なくていいと思います。
呼吸筋を鍛えましょう。
身体の使い方で、声の強さを変える事ができます。例えば重たい物を持ったとき、「フンッ!」っていう声がでますね。あの時息の感覚が声の強さになります。ですので、足の土踏まずや、お尻の穴を締める感覚、下腹部をギュット意識してみるだけでも声の強さが変わります。 踏ん張る力=声の強さです。
- そもそも声量がないのでは?!
大半はこれが原因ではないかと思います。
声が低い=ただ単に声量がないだけという事です。
声量があがると声のトーンも上がります。
声のトーンをあげると声量もあがります。
この方程式を頭に入れてもらえればいいと思います。
ですので大きい声を出すのは恥ずかしいという人は、声のトーンを上げて軽く飛ばす感じにするだけで相手の耳に届きやすくなります。
- 共鳴を変える
野太い声のチェストボイスで声を出していませんか チェストボイスとは喉を完全に開き、胸に響く低い声です。
低い声の周波数は、下向きのベクトルですので胸や下半身に響くので、こもって聞こえたりして聞きとりづらくなります。 この下向きの声のベクトルを上の方にもってくる意識をします。 顔、頭に響かせるという意識を持つことです。鼻腔共鳴です。
鼻腔共鳴のやり方
口を閉じて 「ん〰️ー」とハミングをします。
鼻歌を歌う感覚です🎵
この時鼻筋に手をあてます。指先にブルブルと振動が伝わっていれば鼻腔に共鳴しています。振動が弱いと共鳴も弱いです。やり方の感覚をつかむと振動も強くなります。
「ん〰️ー」とハミングした後自然に口を開き「あ〰️ー」と声を出しましょう。この時の声が鼻腔共鳴の声です。
最初はハミングの練習をしっかりして、慣れてきたら鼻をさわりながら喋ってみて感覚をつかんで下さい。
この鼻腔共鳴を習得すると、声の響きが増し通る声に繋がります。 また、声量アップにもなります。
- 口角を上げる、目を見開く
これらは、高い声が出しやすい、明るい声の響きになる効果があります。 口角を上げる事によって咽頭口腔の響く空間が広がるからです。 目を見開く事によって、高い声が頭蓋骨の共鳴の空間を広げます。
ただ目を見開きながら話すとびっくりしているのかと勘違いされますので眉を上げるだけでいいと思います。
確かに私たちが、嬉しい時、歓喜している時は、自然に目を見開いて口角が上がっています。そして自然に高い声になり、声も大きくなっています。
また、オペラ歌手も高い声を出している時は目を見開いていますね。 ちょっとした表情を変えるだけで声の響きも変わるという事です。
- 明るい響きを意識する。
低い声でも明るい声の響きの要素が必要です。低い声と高い声がブレンドされ倍音の響きが豊であれば理想的です。 トーンを上げたり、上記のような表情を意識すればつくれるとは思いますが、ここはやっぱり気持ち的な部分が大切だと思います。
明るく優しい気持ちを伴って、表情が明るくなり声の響きも明るくなるが重要です。
終わりに
無表情でぶっきらぼうに話したり、ボソボソ話したり、伝える気持ちがなかったりすると声もくぐもって通らない声になります。暗い響きの声になります。なおかつ声が低いと感じが悪く最悪です。
そもそも相手に伝える意志が強いと声も張りますし、目力も強くなります。「目力=声力 ここはリンクしていると思う。」
しかしながら、組織社会においては、多少のミラーリングも必要でしょうね。ミラーリングとは話す口調や声のトーンを相手に合わせる事。 声をつくる事とは違いトーンを上げたり下げたりするだけなので心理的負担はないでしょう。 効果は抜群で世渡りが上手い人だったり出世する人なんかは多用してますね。
印象が悪くなる要素というのは、単純に声が低いから悪いのではなく、通る声でなかったり明るい響きがないだけという結論です。
上記の事も頭に入れ取得する事も大事ですが、感情が声の響き、周波数になります。明るい気持ちと表情を伴って声を出せば声が低くても損する人生はなくなると思います。